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ダイビング高圧ガス安全協会
Diving High-pressure Gas Safety Association
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'02/6/10 の法改正に至る背景
割れの進行速度/タンクの変形/委員会提言
★応力腐食割れはどの程度のスピードで進行するのか。 これは、どの程度の頻度で充てんを繰り返すかによって割れの進行スピードは大きく変化する。もちろん頻繁に充てんを繰り返せば、充てんするたびに少しずつ割れが進行する。アルミタンク調査委員会では海外での事故例や、かなり頻繁に充てんを繰り返した場合なども想定し、その他様々な角度からの検討も交え、割れの進行速度を検討した。 その結果「割れが発生してから、2年以内に破裂に至る大きさまでは進行しない」という結論に達した。これは1年に1回ネジ部の目視検査をした場合、たとえ微細な割れを見逃したとしても、次の検査の時までに破裂に至ることはないということを意味している。 参考として、アルミタンク調査委員会の調査報告書にある「腐食及び割れの進展について」という項を以下に記載する。
▲このページのトップへ ★アルミタンクの変形 アルミタンク調査委員会が容器検査所で不合格とされたスクーバタンクの中に「胴部のふくれ」理由で不合格となったタンクがあった。 こうしたふくれはスチールタンクには発生しておらず、アルミタンク特有のものであった。調査の結果この「ふくれ」の原因は高温によるクリープ変形であると結論づけられた。 アルミニウム合金は融点が低く、100〜200℃程度の温度でもクリープ変形(持続荷重による変形)を起こすものであることから、熱による影響によって「胴部のふくれ」が起きたものである。 そして、空気充てん者の調査から、充てん効率の向上を図るために、急速充てんと親容器への最高充てん圧力を超えた充てんが行われている実態が判明した。急速充てんによる温度上昇は著しく、容器に触れることができない程度の温度となる。夏場に直射日光が当たる条件で、この温度は長時間にわたり持続されるためにクリープ変形による「胴部のふくれ」が起きたものであり、ふくれが放置されれば、いずれはクリープ破壊によって胴部が破裂する危険がある。 ★調査委員会から保安確保のための提言 アルミタンク調査委員会からスクーバ用アルミタンクの保安確保のため、以下の提言がなされた。 (1)目視検査について
(3)容器製造の改良について 今後、容器の製造に当たっては、容器ねじ部の結晶粒の形状異方性をなくすことが必要であり、そのためには、問題となり得る箇所のマクロ写真等による確認を行うとともに、製造条件の改良を進めることが重要である。結晶粒の大きさについては、今回の調査で判明した最小の1.5mm程度以下を当面の目安にする。 (4)アルミニウム合金の応力腐食割れの研究について 本調査で、6000系アルミニウム合金(Al-Mg-Si系)製の破裂事故に、応力腐食割れの関与の可能性が示された。しかし、6000系合金における応力腐食割れの研究結果は少ない。 従って、事故防止のために早急に関連の研究を推進し、関連のデータベースの拡充が望まれる。 ▲このページのトップへ | |
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